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いなくなったの、全然気付いてなかった。
7月、8月忙しかったとはいっても気をつけてればちゃんと挨拶ぐらい出来たんじゃないかなと、思うわけだ。
実は結構、マジで好きだったのかも、なーんて。
自分が誰かに本気になるなんて、全然思ってなくて、全然気付けなくて、後悔した。
やっぱ、スゲー、好きでした。
夏の、終わり。
「え、やめた、の……」
最近姿、見ないなと思ってたら。
名簿から名前が失くなってて。
それでようやく、彼女が居なくなったことを知った。
ウソだろと思って、でもどっかで少し予感してた気もした。
ほっといたら消えちゃうんじゃないかって思わせるとこ、あったから。
でもまさかこんな急だなんて思ってなかった。
もう届かないってわかってたけど、やっぱりちゃんと挨拶しておきたくて慌てて手紙を書いた。
少し迷って、でももう二度と会えないと思ったから。
『実は、結構、マジで好きでした』
なんて、伝える気のなかった言葉書いたりして。
――――――― 後悔した。
だって返事、貰えると思ってなかったから。
これって、そういうことだと思っていいんだよな?
すげー、嬉しくなって、同時に自分の馬鹿さ加減に、呆れた。
泣きそうだってマジ?
俺、笑ってる顔しか知らないよ。
もっと色んな顔、見たかった、知りたかった、そう思って。
(………やベー、俺、スゲー好きだったんじゃん)
自分の口、押さえてしゃがみこんだ。
「ウッソ、だろ……」
女の子は好きだけど、自分が特例の誰かを好きになることなんか考えたこと無くて。
あの子イイなって思っても、それだけで。
誰かの言葉にこんな風に胸が痛くなるなんて想像したこと、無かった。
他に好きな人、いると思ってたし。
俺の話に乗っかってきてくれんのだって楽しいからで……好意も無くはないとは思ってたけど、でも全然他意のあるもんじゃなくて、面白いからスキとかそんなんだと思ってたし。
だからびっくりして……嬉しくて、でも同時に知らなきゃ良かったと思った。
知らなかったら後悔せずにすんだのに。
もっと早く、自分の気持ちに気付いていたら。
もっと早く、近づこうとしてたら。
何か、違ったのかもしれないなんて。
今更どうしようもない後悔をして、たまんなくなった。
(あぁ、でも知らなきゃ……こんな風には思えなかった、よな……)
マジになる気持ち、多分知らないままだった。
何時もみたいにテキトーに流して、あの人綺麗で好きだったんだよなーなんて笑い話にして。
最初から、俺がもっとちゃんとマトモだったら言えてたかも知れないのに。
ちゃんと言えなくて、ごめん。
――――――― 俺、貴女のことが好きでした。
以下反転(PL発言注意)。
彼方は生まれの設定上、試験管ベイビーか何かだろうと思っていて。
自分の血が残ることに嫌悪感があって、それだけに女の子は好きだけど恋愛には興味がなくて。特定の誰かを好きになることはないだろうと思っていました。
どっか冷めててそっち方面には非常にいい加減でだったのですが、多少は変化する……のかもしれません。
該当ゲームをご存知ない方・興味のない方は閲覧をお控えください。
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